清潔ブーム、抗菌ブームがもたらしたもの

清潔ブーム、抗菌ブームがもたらしたもの

清潔ブーム、抗菌ブームがもたらしたもの


危ない、効かない、いらない

清潔ブーム、抗菌ブームは私たちの社会に何をもたらしたのでしょうか。

抗菌グッズの本質は「危ない」「効かない」「いらない」の「3ない」です。

効果があるくらいだと危ないし、安全であれば効果がないという、本質的に矛盾した商品が巷に溢れかえっています。

確かに抗菌剤は有機系から無機系、天然系へと徐々に切り替わっています。初期の有機系は効果があったぶん危険なものもありました。現在はより安全なものに切り替わってきていますが、そのぶん効果もなくなっています。

そして肝心なことは、菌に弱く、抗菌が必要とされる病人、高齢者、子どもは、化学物質にも弱いということです。

そもそも使われているもくてきが、においや見た目のキレイさといった表面的なものですから、本質的には必要のないものです。

衛生はとってつけただけの名分でしかありません。衛生にとって本当に大事なことが忘れ去られたり、耐性菌をつくり出してしまい、本当に必要な場面で効かなくなるという点からいうと有害とすらいえます。

免疫や衛生を、菌との戦争になぞらえる見方がありますが、その視点からいっても、抗菌剤の使用は使えば使うほど味方が弱くなり、敵が強くなるようなバカバカしい戦術なのです。

以下に、抗菌ブーム、清潔ブームがもたらした弊害をまとめておきました。

人体や環境への弊害

①薬剤による直接的被害
使われている化学物質によっては、発がん性の疑いや催奇形性があり、皮膚アレルギーの原因にもなります。

②耐性菌をつくる
抗生物質と同じように耐性菌をつくり出し、本当に必要な治療の障害になりえます。耐性菌の出現と新しい薬剤の開発はいたちごっこで出口がありません。すでに主な抗菌剤である銀やトリクロサンの耐性菌が出現しています。

③免疫力の低下
抗菌グッズの多用は体の免疫力の低下をもたらします。清潔ブームは日本人の免疫力を弱くしています。

④有害菌の増殖
清潔好きが昂じて肌を洗いすぎると、共生菌やバリアーとしての役割をもつ皮脂を失って、かえって有害菌を繁殖させてしまいます。

⑤化学物質過敏症の増大
化学物質の乱用は化学物質過敏症の人に害をもたらします。またアレルギーや過敏症を発症する引き金となる可能性があります。

⑥本来の清潔がなおざりに
薬品への過信によって、物理的な汚れ落しや手洗いなどに手間をかける努力がおろそかになり、その知恵が忘れられて、かえって非衛生的な状況をつくり出しています。

⑦資源の無駄遣いと環境負荷の増大
清潔意識の過度の昂進は洗濯、入浴・洗髪の回数を増大させ、水、エネルギー使用の増大と、合成洗剤をはじめとする化学物質による環境汚染の増大をもたらしています。また廃棄物を増やすだけでなく、焼却時の有害物質生成の恐れが増大します。多様な化学物質を組み合わせた複合素材ではリサイクルもできません。

社会的弊害

①対人関係の阻害
身体のにおいを過剰にきにすると、他人との人間関係がうまくつくれなくなったり、他人の異質な部分を受け入れる能力をなくします。これは他人の差別・排除につながります。

②社会的適応力の阻害
今の日本とは異なる衛生環境の場所に耐えられなくなり、異質な空間におかれたときに順応することができなくなります。

③強迫性
においを基準とした差別化の強調が、自己臭症や潔癖症などの強迫性障害を生み出します。

④生命の否定
生命にとって不可避な排泄や菌による分解を嫌悪することは、みずからの生命の否定にまで行き着きかねません。

⑤技術依存
技術や薬剤への依存が強くなると、みずからを守る能力を鍛えることが忘れられてしまいます。

⑥商品情報の非開示
まともな抗菌表示がなされていないことは、消費者の選択権を阻害しています。

清潔や衛生の今-2020年の東京オリンピックを目前に

清潔や衛生の今-2020年の東京オリンピックを目前に

清潔や衛生の今-2020年の東京オリンピックを目前に


我が国、日本は2020年に東京オリンピックをひかえています。

オリンピックなどの国際的なイベントではさまざまな経済効果が期待できることはここに書かなくても想像できることかと思いますが、このような世界規模のイベントが自国で開催される際、必ず着目されることが3つあります。

それは、

①経済効果
②世界基準のマナーを学び取り入れる大きな機会
③清潔・衛生レベルの底上げ

です。

特に③については、重要項目で2018年の今、ホテルや旅館などの宿泊施設(民泊含む)ではその対策に慌ただしくしています。

効果が高いこと、安全であることなどの理由から、オゾンクラスター1400などのオゾン脱臭機の需要がもっとも高まる時期だといっても過言ではありません。おそらくここ5年、10年でみてももっともニーズが高まることは間違いありません。

ホテルの支配人様及び旅館の責任者様は是非、そのニオイ対策、除菌対策にオゾン脱臭機という先手をとっていただきたいと思います。